『 魂の雫 』 Gout d'Ame (抜粋)








無へと近付いていく、全てを持ち続けたまま、
そこへと戻っていく

その遥かな言葉に耳を傾け、ひとつずつ音を返していきました。

でも時には加えることによって、
落とされたひと雫の聖水によって
逆に純度や透明度が増すことがある

目隠しをはずすことをやめ、飛び散る先を見つめて
その尊さを知りました。

(2001.6.18.)